【野球肘】野球肘のタイプと治療法

こんにちは、清水です。

今日は、野球肘について話していきたと思います。

野球肘について

野球肘は10〜16歳の男子に多く発症し、好発部位は投球肘の内側、外側、後方の3箇所です。
中でも初期に痛みを感じやすく頻度も多いのが内側型です。

14歳ぐらいまでの子どもの骨はまだ成長期の段階にあります。

大人のようにしっかりとした硬い骨になっていません。つまり骨がやわらかいために、 無理な動作や力が骨にかかると軟骨障害、裂離骨折や骨端線離開などの障害を起こしてしまいます。

95%は初期で外科的な手術をしなくても治る見込みがあると言われていますが、我慢しながら肘を酷使し続けてしまったり、完治をしていない状態で練習を継続してしまうことにより手術が必要になってしまう場合もあります。

ちなみに野球肘と言っても、テニスやバレーボール、陸上の槍投げなどの競技でも発症する場合もあります。

野球肘のタイプと原因について

野球肘はいくつかのタイプに分けられ、そこからまた様々な症状があります。大きくは、肘の内側、肘の外側、肘の後ろ側に分けられます。

内側型

一番多くみられるタイプであり、少年のひじの痛みの典型的なものです。投球時には、肘の内側の靭帯や筋肉が引っ張られることによって、靭帯や筋肉が付着する上腕骨内側上顆部分に負荷が かかります。これにより、成長軟骨部分が折れる骨端線離開や、骨が小さく取れてしまう裂離骨折などを起こします。

軟骨障害

関節軟骨が肘周りの靭帯や筋肉により何度も引っ張られることによる生じる炎症。

裂離骨折

筋肉の収縮により付着している骨が一部剥がれてしまうもの。

その骨の破片が関節内に留まり「関節ねずみ」とよばれる痛みを生じる。

骨端線離開

成長軟骨部分が折れる骨端線離開。骨の成長障害をきたすことがある。

外側型

外側型は、離断性骨軟骨炎といわれるもので、投球動作で上腕骨小頭と橈骨頭がぶつかることを繰り返すうちに、軟骨部分が損傷するものです。

初期の段階では、運動を休むことで回復しますが、進行すると、骨が剥離したりします。

こうなると、手術が必要で、治療にも時間がかかることが多く、スポーツを断念しなければならない可能性も出てきます。

また変形性肘関節などで変形や曲げ伸ばしの困難など、大人に なっても後遺症が残ったりする危険もあるタイプです

離断性骨軟骨炎

投球動作で上腕骨小頭と橈骨頭がぶつかることを繰り返すうちに、軟骨部分が損傷する。

関節ねずみ

症状が進行すると、骨が剥離し、遊離体として関節内を移動するようになります。

肘関節の屈伸時に引っ掛かり感やロッキング(遊離体が関節の間にちょうど挟まり、肘関節がある角度で動かなくなる症状)を起こす事もあります。

後方型

後方型は、上腕三頭筋によって尺骨肘頭が繰り返し引っぱられることにより、腱が炎症を起こしたり、疲労骨折や剥離骨折を起こすものです。

上腕三頭筋の牽引による炎症や骨折

上腕三頭筋によって尺骨肘頭が繰り返し引っぱられることにより、腱が炎症を起こしたり、疲労骨折や剥離骨折を起こすものです。

骨同士の衝突による骨端線離開骨や棘形成

前腕の内側の骨で尺骨と言われる肘を曲げたときに後方に突出する部位が上腕骨の後方にあるへこんだ部分(肘頭窩)に衝突した際にし骨端線離開や骨棘形成(骨、軟骨の増殖、隆起が生じる)が起こります。

野球肘の原因

野球選手に多いケガの1位が「肘」である次いで肩、腰となっています。

やはり投球することで肘と肩に圧倒的な負担がかかってしまいます。

また腰は投球だけではなくスイングをする動作も腰を捻るのでそういう意味では腰にも負担がかかってくるので腰痛持ちが多いのも特徴です。

過度の投球動作による肘関節の酷使

少年野球で野球肘を発症する原因の多くは成長期の子供の肘関節は大人のようにまだ完成していない事が原因です。

骨そのものの成長が続くに関与する肘の軟骨部分に負荷が繰り返し加わる事で「軟骨部分」が損傷し炎症を発症する為です。

また、肘の後方では投球動作の伸展動作の際に、肘頭がぶつかることによる「疲労骨折」が生じる事も多くあります。

これらは全て投げすぎによる障害の発症が大きな原因になります。

間違った投球フォーム

間違った投球フォームを続けると、肘関節に負担がかかってしまいます。

肘関節に負担がかかってしま主な原因はボールを投げるときの手首の動きに問題があると言われています。

一流投手は投げる動作の際に手首にはあまりスナップをきかせないのですが、野球肘になる人のほとんどが手首が必要以上に内側に入ってしまい(目安は45度以上)ボールをリリースする時に手首を手のひら側に返ス動作をしてしまっています。

この時によって肘の内側を痛めてしまうため野球肘になりやすいのです。

正しい投げ方で強く投げようとする時には野球肘の発生は多くありません。

肘を痛めてしまう人は90度ぐらいまで使っています。

そのため、ボールの握り方がとても重要になってききます。

野球肘の予防、対策

しっかりと休養をとる

治療の第一義は休養です。違和感や痛みを感じたら即刻トレーニングを中止し、安静にしましょう。

「大会前だから…」「僕がチームのために頑張らなきゃ・・・」などの気持ちは十分理解できますが、ここで無理をすればさらなる悪化を促し、将来にも及び大きな怪我をしてしまう要因となります。

ひどくなれば、ドアの開け閉めや荷物の上げ下ろしなど日常生活にも支障がでるようになり、野球どころではなくなるので絶対に無理は避けましょう。

すぐに休養し、病院に行くことを推奨致します

練習量を見直す

練習量を減らすことで肘関節の負担が減ります。以下を参考にして練習量に制限をもつといいでしょう。

小学生の場合

練習時間は、週3日以内で2時間以下。

投球数は1日50球以下で、試合を含めても週200球を超えない。

中学生の場合

練習時は、週1日以上の休養日を取る。

投球数は1日70球以下で、週350球を超えない。

高校生の場合

練習時は、週1日以上の休養日をとる。

投球数は1日100球以下で、週500球を超えない。

ポジションを変えてみる

休養中でもどうしても野球がやりたいという子には野球肘が完治するまで一時的にポジションを変えてみるのも手です。

例えばバッティングは可能である場合があります。

子どもと相談してみましょう。

野球肘の症状と原因を知る

まずは、原因について理解し、対処の方法について認知を深めましょう。

野球肘と言うのはつまりは俗称であり、正式名称は「離断性骨軟骨炎(りだんせいこつなんこつえん)」と言います。

その中でもいくつもの症例がありどれも治療方法は違ってきます。

自分がどのタイプに属すのか、そしてどのような治療が必要なのか。手術はするべきか。さまざまな選択があります。

野球肘について間違った知識や判断をしてしまうと野球ができなくなってしまうばかりではなく、将来肘になんらかの障害をもち日常生活に支障をきたすケースも珍しくありません。

どんな怪我も早期発見と早期治療が最も効果的な治療方法だということを忘れないでおきましょう。

患部をアイシングをする

通常アイシングは打撲や捻挫などの炎症に処置されるというイメージがありますが、野球肘への対処としても効果的です。

違和感、痛みを感じた時は患部にアイシングをしましょう。

また、アイシングは予防にも効果があります。

トレーニング後もアイシングは効果を発揮しますので積極的に利用しましょう。

まとめ

野球肘の治療方法はたくさんあります。

何をどう選べば確実に野球肘が改善するのか?
それは、野球肘の原因から施術しなければいけません。

野球肘の原因は人によって違います。

股関節が原因の人もいれば、首が原因の人もいます。
当院では野球肘の根本的な原因を突き止めて、確実に改善していきます。

もしあなたが、遠回りせずに確実に野球肘を改善したいと思うならぜひご連絡ください。

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