松戸市で病院や小児科でも治らない【起立性調節障害の予防と対策】

起立性調節障害について

起立性調整障害(起立性低血圧)とは小学生低学年から中高生くらいまでを中心とし血圧低下により立ちくらみ、めまい、食欲不振、腹痛、倦怠感、頭痛などの症状が現れる状態のことをいいます。

原因は不明であることが多いのですが、横になっている状態から起立したときの血圧の低下によるものが考えられています。

通常、横になっているとき、血液を送り出す心臓と脳はほぼ同じ高さにあります。

そのため血液が脳に十分送られ、脳細胞は豊富な酸素と栄養分を得ることがきて、正常に機能することができるようになっています。

ところが、立ち上がって身体を縦にすると、重力の影響で体中の血液は下半身に移動してしいます。

このときに、脳への血流は著しく低下してしまうことになります。

しかし実際は人間の身体には、もともとそうした自体を防ぐための代償システムが備えられています。

健常者の場合、脳の視床下部と延髄にある自律神経センターからの指令により、下半身の血管が強く収縮し下半身への血液貯留が抑制されるため、脳への血流は確保されます。

この自律神経システムがなんらかの理由で十分に働かず、代償システムがする破綻すると、立ち上がった時に脳への血流不足がおこり、立ちくらみやめまいなどの症状が現れるのです。

起立性調整障害は他人に理解してもらうことが難しく、親子ともに精神的ストレスがとても大きい病気です。

これが原因で家庭が崩壊するといことも全く珍しいことではありません。

起立性調整障害を治していくためには、どんな病気なのかを理解していくことが早期改善に繋がっていきます。

ここではいろいろ詳しくお話していきますので、ぜひ一緒に考えていきましょう。

起立調整障害のタイプ別

起立性調整障害はいくつかのサブタイプに分けられます。

サブタイプによって発症するタイミングや症状がことなります。

起立調整障害のタイプ①動脈の収縮が悪い病態:起立直後性低血圧

人が起立した直後には血圧は急激に下がります。

これに対して自律神経系は、交感神経活動を増加させ神経待ったんからノルアドレナリンを放出します。

ノルアドレナリンは血管収縮作用が強い物質で、血圧を上昇させます。

起立直後性低血圧の子どもたちは起立直後のノルアドレナリンの分泌が悪いことがわかりました。

なぜこのような不都合が怒っているのかは詳しくはわかっていません。

脳にある自律神経中枢(視床下部~孤束核系)が変調を来して交感神経活動が弱っていると考えられている。

さらに、この部位は心理社会的ストレスの影響を受けやすく、これも関係していると思われる。

起立調整障害のタイプ②静脈の収縮が悪い病態:体位性頻脈症候群

起立時に下半身への血液貯留が著しい場合、静脈環流量が低下するので心拍出量は低下します。

これに対して、身体は心拍出量を維持するために心拍数を激しく増加させようとします。

この病態がサブタイプの体位性頻脈症候群と考えられている。

静脈環流量が低下すると下大静脈径が細くなったり、心臓内の血液量が少なくなり心臓の形が小さくなることがあると報告されている。

また、体位性頻脈症候群では、米国のロバートソンらが報告しているようにノルアドレナリントランスポーターの遺伝以上によって生ずるタイプもある。

さらにこの状態で、心拍出量の低下に代償的な血管抵抗の上昇が追いつかなくなれば、遷延性起立性低血圧(3分以上経ってから発生する)を起こします。

また、起立直後性低血圧にこのような自体が加われば、血圧低下は起立中持続することになります。

これを重賞型の起立直後性低血圧と呼ぶ。

起立調整障害のタイプ③心臓神経反射の関与する病態:神経調節性失神

いわゆる脳貧血のような症状を繰り返す病態です。

起立時の静脈還流量が低下し、過剰な寝室収縮や激しい心拍増加が起こると、心臓を支配している自律神経が反射的に穀粉して、自律神経活動をストップさせてしまいます。

結果として、急激な血圧低下や徐脈が起こり、場合によっては失神発作、けいれん、ときには心停止が起こります。

程度の軽い神経調節性失神であれば4割の人が成人するまでに経験するといわれており、治療の必要はないが、たびたび再発したり程度の強い子どもでは注意が必要である。

また、起立直後性低血圧や体位性頻脈症候群に神経調節性失神を起こすことがある、治療が必要である。

起立性調節障害の代表的な症状

起立性調整障害(起立性低血圧)は自律神経失調症に似たような症状が起きます。

ただ自律神経と大きな違いの1つはどのタイミングで低血圧が起こるかです。

基本的に起立性調整障害は朝の血圧上昇が低く体にスイッチがなかなか入らない状態でり、夕方以降になると血圧は安定するので普段通りの生活ができるようになります。

自律神経神経失調症は症状が出るタイミングが一定ではなく常に体調不良を感じている場合が多かったり、調子が良い日があったり悪い日があったりバラつきがあります。

以下は一般的な起立性調整障害にみられる症状をまとめました。

☑️朝起きられない

☑️立ちくらみ(クラクラする)

☑️うつ症状

☑️全身倦怠感

☑️めまい

☑️動悸

☑️頭痛

☑️腹痛

☑️食欲不振(体重減少)

☑️イライラ

☑️集中力低下

☑️夜寝つけない

☑️学校へ行こうとすると具合が悪くなる

☑️失神

起立性調節障害の症状では、急に立ち上がると、ひどいめまいや立ちくらみを起こすことがあります。

長い間立っていると、気分が悪くなり、冷や汗が出て、しゃがみこんだりします。

ひどい場合には、意識がなくなったり(失神)する場合もあります。

起立性調整障害は子供さんの場合、ご本人は頑張っているのですが、朝起きられなくなったりするので怠け癖がついてしまったと思いつい叱ってしまうこともしばしばあります。

頑張って学校に行けたとしても途中で気分が悪くなったり、保健室に行く回数が増えることもあります。

起立性調節障害(起立性低血圧)が重症化すれば学校へ行くことが困難になり不登校の原因になる場合があります。

起立性調節障害の症状は、思春期(小学生低学年~高校生)に起こりやすく、身体を調節する自律神経の乱れが原因と考えられています。

起立性調整障害の原因

血液は、立っている時は重力によって下半身に移動します。

その血液を上半身に(心臓に)戻すために、ふくらはぎなどの下半身の筋肉がポンプのようにぐいっと血管を収縮させ、血液を心臓へ戻しています。

起立性調節障害は、この血管の収縮がうまくできないことが原因だと考えられています。

血管の収縮=血圧の乱れは年齢、生活習慣、ストレス、友達との関係、環境、家庭問題などいろいろなことが関与し、影響を受けやすいという特徴があります。

特に思春期では身長が伸びる、第二次性徴が起きるなど体の変化が急激に起こります。

その時に、骨や体はどんどんと成長していくのに比べて、神経の成長スピードは穏やかであり、それら成長に「ずれ」が生じてしまいます。

その体の中で引き起こる成長の「ずれ」や、思春期独特の「悩み」などが加わって、自律神経が乱れてしまって、血流が滞ってしまって、体に熱が伝わり にくくなってしまって、ヒトが寝たり起きたりする時に関わっている、体内時計にも乱れが生じてしまって、朝は活動モードになかなかなれずに、起立性調整障 害になってしまう子ども達が多くいます。

これが起立性調節障害の原因と言われています。

起立性調整障害の対策①起立性調整障害は身体異常があると説得する

起立性調整障害を改善していくためにまず一番大事なことは周りの家族がどういった病気なのかを理解してあげることです。

病気の性質上、朝は起きられず夜になると元気動くことができるようになるのでつい保護者は子どもが怠けているに違いないと疑心暗鬼になってしまいます。

そうするとつい子どもに「早寝早起きしないからだ、夜遅くまで遊んでいるせいだ」など怒ってしまいます。すると子どもは傷ついてしまい返って悪化したり症状の改善が遅れたりします。

親も叱咤ばかりしてストレスが溜まり、これが原因でうつ病になってしまう保護者もいるほどです。

なのでまずはどういった病気なのかを1から理解し、それを家族で共有しながらお互いに接していくことがとても重要になってくるのです。保護者がイライラしないようになれば、また子どもに怒ったりしなくなります。

保護者にこのような心の変化が起こるだけで、子どもはとても良い影響が出てくる。気分的に明るくなり、塞いだ感じがなくなります。

起立性調整障害の対策②生活動作での注意点

立ったり座ったりするときの血圧の変動により症状が発症します。

これを防ぐために、日常生活動作を行う際に、いくつかの工夫があります。脳血流を低下させないためには、脳を心臓の位置を同じ高さにしましょう。

例えば寝た状態や座った位置から、急に立ち上がろうとはせず、30秒以上かけてゆっくりと動作を行いましょう。

特に脳血流が悪い朝には、ベッドから起きる時には、頭を下げて起き上がり、頭を下げて腰をかがめて歩き始めるようにする。

頭を上げて立ち上がると、脳血流が低下して気分が悪くなります。

1度気分が悪くなると、なかなか直らず1日中体調不良が続いたりしますので注意しましょう。

起立性調整障害の対策③水分を多く取る

体重30キロの子どもは1日に少なくとも約1,5リットル、45キロの子どもでは2リットルの水分が必要とされています。

それくらい取らないと正常な体液の循環が維持できないので、十分な血圧も維持できなくなってしまいます。

そこで普段からこまめに水分を取るようにしましょう。

夏や冬などの季節によって量は変わりますが一日に少なくても1,5~2リットルは摂るように心がけましょう。

この時に水やお茶が好ましいでしょう。

起立性調整障害の対策④塩分は1日10~12グラムを摂取する

最近は高血圧予防のため大人の高血圧予防には1日8グラム、一般の人では1日10グラムの摂取と言われています。

ところが一方、起立性調整障害の子どもは一般的に塩辛い食品を好まない傾向があります。

例えそこで、食塩を1日3グラムほど1週間ほど補給して(今までが7gだったとしたら総量では1日10グラムになる)かなり改善する場合があります。

塩分を摂ると水分を体内に保持するので、血圧低下を予防する効果があるようです。

1日3グラムの食塩は、カップラーメンほぼ1杯分に相当します。

その程度の塩分を余分に摂ればいいのです。

ただし、起立性調整障害が改善すれば、高血圧予防の観点から食塩は控えめにしましょう。

起立性調整障害の対策⑤生活リズムを整える

起立性調整障害の子どもは、病気の特徴として朝の起床が悪く、夜寝つきにくく夜更かしをしてしまいます。

人間は1日25時間周期の体内時計を脳内にもっているようです(体内時計のリセットは「光」が大きく関わっています)。

ところが、起立性調整障害の子どもは1日27~30時間の体内時計をもっていると言われています。

すなわち、毎日、自分の体内時計を数時間も修正しないといけないことになります。

これは非常に大変です。

例えば、毎日夜11時に寝ている人に、「今日はいつもより3時間早く夜8時に寝なさい」といっても寝られたものではありません。

だからといって、この問題を素通りするのはよくありません。

やはり生活リズムというのは大事なものなので間違ったリズムを修正していく必要があります。

具体的には眠りにつきやすいような一定の決まった作業を習慣化するといいでしょう。

起立性調整障害の対策⑥テレビ・パソコンなどの今日時間

テレビやパソコンは交換神経を刺激します。

元気が出てくる夜の時間帯にゲームやりすぎると健康な子どもでも、自律神経系に悪影響が出ます。

そこで、携帯電話、テレビゲーム、パソコン、テレビの視聴は全て合わせて、1日1時間以内にしましょう。

軽症なら、これだけで改善してしまうケースもあります。

ただし、子どもを説得せず無理やりすべてを排除してしまえ、という行動は避けるようにしましょう。

ここは保護者がうまく説得しながら行ってください。

起立性調整障害の対策⑦運動の習慣をつける

自律神経を安定化させるためには運動は欠かせません。

とは言っても体を動かすのが辛いのでなかなか無理だということが多いでしょう。

体調が悪い日でもその場合は夕方から夜にかけて10分~20分ほど近所を歩いたりしてみましょう。

これは例え体調が優れない日でも続けてやっていくのが大事です。

セルフケアのポイント

セルフケアといっても実際に実行していくのは子どもです。

毎日これらを実践するのは相当の忍耐と根気が必要になってきます。

なのでうまくいかなかったりするこはしばしばあります。

しかしそこで保護者がガミガミ言うと、さらに症状が悪化したりします。

冒頭でも話したように親も子も起立性調整障害とい病気を理解した上で、絶対に良くしていくんだという気持ちが大事になってきます。

そのためには、最初は一つでもいいので、できることから初めて見る、それを継続する、そして次の項目をやってみる、というように、子どものペースにあわせて少しずつ始めていくのがコツです。

親は一歩離れた場所から子どもの見守ってあげましょう。

焦らずゆっくりが起立性調整障害を早く改善してくポイントになります。

まとめ

起立性調節障害といっても様々な治療方法があります。

どれをどう選べば確実に起立性調節障害が改善するのか?

それは、起立性調節障害の原因から施術しなければいけません。

起立性調節障害の原因は人によって違います。

股関節が原因の人もいれば、内臓が原因の人もいます。

当院では起立性調節障害の根本的な原因を突き止めて、確実に改善していきます。

起立性調節障害