松戸市で顎関節症の専門医がお伝する【顎関節症の予防と対策】

顎関節症について

顎関節症は口を開こうとするときに顎関節や顎を動かす筋肉に痛みが出たり、口を開けたりするのに制限がかかり十分に開かない、または口を開閉すると顎関節に「ポキッ」と言ったような音が鳴るような症状が出るようになります。

音だけが鳴る人もいますが、これは首を回したり、肩を動かして関節の音が出るという同じです。

この音だけが鳴るという人は人口の20%近くいると言われており、また顎関節や顎を動かす筋肉の痛み、あるいは顎関節症による口の開けにくさで、実際に治療が必要になる人は症状を自覚した人の中の5%程度と推定されています。

顎関節が発症しやすい年齢

顎関節症は圧倒的に女性の割合が多く、専門医療機関に受診する数は女性は男性の2~3倍と言われています。

年代別では年齢は10歳代後半からはじまり、20~30歳代で最大になり50~60代になるとどんどん減少する傾向があります。

顎関節症の患者数にいたってははここ十数年で15倍にも増加したとも言われます。

なぜ年々患者数が増えなおかつ女性が多いのかはよくわかっていませんが、男性よりも女性の方が筋肉の緊張やストレスに対して感受性が高く痛みに敏感であり、骨格や靱帯が弱い、または女性ホルモンに関係があるのではないかと言われています。

また近年は若い人の患者数が増加している傾向があります。

これは最近の若年層に顕著な食習慣、生活習慣などにも関連があると考えられるものだと思います。

顎関節症の症状について

あごが痛みが出る、口が大きく開けない、口を開け閉めすると音が鳴るあごが鳴る。

これらは顎関節症の三大症状とも言われている基本的な症状になります。

それ以外にも、顎周辺だけでなく全身の様々な部位に症状が現れることもあります。

顎関節症のその他の症状

頭痛、首や肩・背中の痛み、腰痛、肩こりなどの全身におよぶ痛み、顎関節部やその周辺の痛み、耳の痛み、耳鳴り、耳が詰まった感じ、難聴、めまい、眼の疲れ、充血、流涙、歯の痛み、舌の痛み、味覚の異常、口の乾燥感、嚥下困難、呼吸困難、四肢のしびれ

顎関節症の4つのフェーズ

フェーズ①カクンカクンと音が鳴る状態、

フェーズ②口が開かなくなる状態、

フェーズ③関節には異常がなく顎を動かす筋に痛みが出ている状態、

フェーズ④顎関節の骨自体が変形してしまっている状態

下にいくほど重症度が高くなっていきます。

割合としては最初の2つの状態が顎関節症患者さんの全体の60%を占めます。

これらは自然に治る軽症のものから、仕事の影響だけではなく日常生活さえままならない深刻な症状に苦しめられる重症の患者さんもいます。

顎関節症チェックシート

自身で顎関節症の疑いがあるか簡単にチェックする方法があるのでご紹介します。

□鏡を見ながら、顎を大きくゆっくり開けてからゆっくり閉じていく。そのときに顎が左右に揺れていないか。

□顎を大きく開けたとき、左右で開けにくい方の顎がある。

□顎を開けたり閉じたりする時にコリッとクリック音がする。

□くちを大きく開けたときに指が4本入りきらない。

□鏡の前で、大きく下を出してください。舌が少しでもカーブして出ていると、顎関節を支えている筋肉にゆがみがある可能性があります。

□顔を見て、左右の眼のラインと口角のラインが並行ではない。

□くちを開閉するとき顎に痛みを感じる。(痛みがある時点で顎関節症の疑いが高いです。)

どうでしょうか?

もしひとつでも当てはまるものがあれば痛みなどの自覚症状が出ていなくても予備軍なので今後の注意が必要です。

顎関節症の原因

顎関節症の原因はほとんどが生活習慣の中に隠れています。

それは姿勢や食べ物、ストレスなどです。

なので体全体を見直すことが大事になってきます。

顎関節症は、

「顎関節や咀嚼筋の疼痛、関節(雑)音、開口障害ないし顎運動異常を主要症候とする慢性疾患群の総括的診断名であり、その病態には咀嚼筋障害、関節包・靱帯障害、関節円盤障害、変形性関節症などが含まれている」

と言われています。

簡単に言うと、あごの関節(顎関節)周辺に何らかの異常がある「あごが痛い」「あごが鳴る」「口が開けづらい」などが主な症状である慢性的な疾患で、原因はいくつかあり状態も異なるがまとめて顎関節症と呼ぶということです。

顎関節症を予防するには

顎関節症の発症や状態の経過には、生活スタイルがかなり関係しているといわれます。

まずは、それに気づくことがセルフケア・治療としても大切なポイントだとされます。

軽い肩こりなら自身のケアで改善が見込みるように、顎関節症も軽症の場合は十分に改善をすることができます。

例えば顎周りの筋肉をほぐすために顎を動かす運動法を行うことで固まった顎周辺の筋肉の緊張を取ることができます。

ここでは気をつけなければいけない生活習慣や運動法などを紹介していきますので、ぜひ実践してみてください。

顎周りの運動法

痛みがある人が無理してやると悪化する恐れがあるので注意しましょう。

これは一日3回、1週間程度続けてやりましょう。

①口を開けられるだけ開けて、その状態を15秒間キープ。

②口を閉じて顎を後ろ引きます。その状態を15秒間キープ。

③口を閉じて顎を前につき出す。その状態を15秒間キープ。

④口を閉じて下顎を右にズラす。その状態を15秒間キープ。

⑤口を閉じて下顎を左にズラす。その状態を15秒間キープ。

マッサージ

マッサージは痛みや炎症がある場合には禁忌ですが、関節の痛みが軽減した場合もしくは顎関節症の予防としてはとても有効です。

人差し指と中指で関節部を軽く押さえゆっくりと円を描くようにマッサージしてください。ここで絶対に強く揉まないように注意してください。

固い食べ物など顎に負担がかかるものは食べない

フランスパンや乾物、おせんべいなど顎に力を入れないと食べられなかったり、ガムやお餅など何度も噛まないといけない食べ物は控えるようにしましょう。

また大きく口を開けないと食べられない物も注意してください。これらの物をどうしても食べたい場合は、小さく切ったり柔らかくしたりと調理法を工夫して食べることを心がけましょう。

片方だけで噛む癖を直す

食事のときに、左右どちらかに偏って食べものをたべる癖や習慣、歯ぎしり、くいしばりなどは、顎にかなりの負担ををかけてしまいます。

また精神的なストレスも、無意識に食いしばり、肩、首、顔の筋肉を緊張させたりする原因になるとされます。

その他の予防法

痛みが無くなったからと言って顎関節症が治ったわけではありません。

思わぬ原因でまた再発をすることがあります。

また痛みは消えてもコリコリと音が鳴ったりまだ満足に口が開けられない人も注意が必要です。

再発を防止するために以下のことに気を付けましょう。

顎関節症のまとめ

顎関節症はさまざまな要因が複雑に重なることによって発症します。

治療方法もたくさんあります。

どれをどう選べば確実に顎関節症が改善するのか?

それは、顎関節症の原因から施術しなければいけません。

顎関節症の原因は人によって違います。

股関節が原因の人もいれば、首が原因の人もいます。

当院では顎関節症の根本的な原因を突き止めて、確実に改善しております。

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