【これ以上悪化させない!】頭痛の原因から緩和させる7つの方法

目次

1、すぐにできる頭痛腰対処法

日本人には頭痛が多く、3人に1人は頭痛があるといわれます。風邪(かぜ)が原因やいろいろな病気からの頭痛もあります。

頭痛はしょっちゅうだからと、諦めていませんか?頭痛は、原因と対処法を知れば治せます。ぜひ、すぐできる対処法を日常生活に取り入れて頭痛を改善していきましょう。

1ー1、 ストレッチ

頭痛に効果があるといわれる簡単なストレッチをご紹介します。1日2回を目安に取り入れてみましょう。また、行うときは頭を動かさないでください。さらに、片頭痛がある最中や痛みが出たときは中止しましょう。

1−1−1、 イスに座ったままの体操

肩や肩甲骨、腕を回したりして、首の後ろに頭痛の原因となるコリがあるため優しくほぐしましょう。片頭痛の頻度が少なくなるといわれます。片頭痛もちで痛みがあるときには行わないでください。

1−1−2、ツボ

首・肩・頭をほぐすツボが首の付け根にあり「天柱(てんちゅう)」と呼ばれます。ここを、優しく刺激すると頭痛が改善するといわれます。後ろ側から人にやってあげる場合は、強く刺激しないように注意しましょう。

1ー2、 理学療法(運動・温熱・電気刺激など)

頭痛は温めると血管が拡張し余計悪化するため、冷やしたり、じっとしているのがおすすめです。また、痛みがある最中に行うと症状や痛みが悪化するので控えましょう。そして、頭痛が治まったら、体のコリをほぐしたり血行を改善して頭痛に対処できます。

1ー3、 薬物療法

純酸素吸入法と薬物療法は群発頭痛の主な治療法です。純度100%の酸素を5分ほど吸入し、痛みを緩和します。また、頭痛は夜中から発症するため、医師の指導で自分で自宅ケアする人もいます。

1−3−1、トリプタン

重症の片頭痛に使用されます。軽度の片頭痛では市販の頭痛薬(鎮痛薬)を使います。両者の違いは、処方せんにはトリプタンが含まれています。トリプタンは、炎症を抑えるだけでなく、片頭痛の原因に作用するといわれます。また、片頭痛特有のズキンズキンという波打つような痛み(拍動痛)を鎮静する効果があるといわれています。

1−3−2、薬の飲みすぎで起こる頭痛

また、頭痛薬・鎮痛薬の飲みすぎで聞かなくなって頭痛が起こるといった、「薬の飲みすぎ」に注意が必要です。この場合の治療法としては、いったん原因となる薬の服用を2か月やめ、その反動が起こりますが、処方せんで治療します。反動は1、2週間で終わります。そして、元々の頭痛の回数や程度にもどしてから、適切に治療や予防をやり直します。

1ー4 、注射(神経ブロック等)

後頚部に痛みのツボがあり、血流を改善するための神経ブロック注射を行います。

1ー5、 手術

事故後の後遺症やくも膜下出血などの頭痛の場合、必要と認められれば手術になります。また、本人の自覚症状や頭痛の程度は鈍痛で市販の鎮痛剤を飲んでやり過ごしているといった軽く見られがちな頭痛でも、こういった命に関わる場合があり、注意が必要です。

さらに、岡山大学の研究で、片頭痛もちの70%が心臓に2、3ミリの「卵円孔」といわれる穴が開いており、これが原因だとして穴をふさぐカテーテル手術をすることで症状が改善したという例が報告されています。

1ー6、 整体、カイロプラクティック

整体やカイロプラティックでコリをほぐすことはできますが、痛みがある場合はやめておきましょう。また、どういった痛みがあるのか、部位や「ズキズキ」・「鈍痛」といった痛み方、痛みが起こる時刻やその前後にどこで何をしていたかも記録してから相談すると、原因をスムーズに特定する手立てになります。

1ー7、 安静

静かに暗い部屋で横になったりソファで座るでも多少痛みが和らぎます。そして、片頭痛の場合はなるべく動かないようにします。その際、患部を冷やすとより効果的です。また、頭痛が始まるときにカフェインを取るのも痛みが軽減するのでおすすめですが、大量に摂取するのは控えましょう。

2、頭痛とは?

頭痛とひとくちにいっても様々な種類があります。

2ー1、 頭痛のメカニズム

「頭痛」とはいえ、頭蓋骨や脳は通常痛みを感じません。痛みを感じる部位は、頭皮・頭を覆う筋肉・骨膜・硬膜・太い血管・脳神経・上部頸髄神経などといわれます。周囲から圧迫されて痛んだり、炎症を起こすと痛みが生じるそうです。

2ー2、 頭痛の種類

頭痛の種類としては、「一次性と二次性」、また「一時的なものと慢性的」なもの、また「片頭痛と群発頭痛」があります。こちらでは、それぞれの意味や痛み方などをご紹介します。

2ー2ー1、 一次性頭痛

併発する病気や命に関わる病気がない頭痛です。ほとんどの頭痛はこちらに当てはまります。そして、片頭痛、緊張型頭痛(または緊張性頭痛)、群発頭痛に分けられます。

2ー2ー2、二次性頭痛

命に関わるような病気が原因の頭痛です。身動きが取れないほどの激しい痛みが特徴で、一番多いのが「くも膜下出血」で、その他、「脳出血」、「髄膜炎」、「脳腫瘍」などがあります。

2ー2ー3、片頭痛

片頭痛は、頭の片側が痛み、ズキズキ、ズキンズキンといった痛み方の頭痛です。吐き気や嘔吐が起こることもあり、光や音など外的な刺激にも痛みを感じます。また、動いただけで痛むので、安静が必要です。

2ー2ー4、慢性片頭痛

市販の頭痛薬や鎮痛薬の飲みすぎ・薬剤の使用過多による頭痛で、月に15日以上頭痛があり、月に10日飲んでも頭痛の頻度が減らない頭痛です。

2ー2ー5、寝すぎによる片頭痛

寝すぎると、首周りのコリが生じて頭痛が起きます。片頭痛の場合は寝すぎには要注意です。人が眠っている間に脳は活動が緩やかになり、緊張が解けて血管が拡大しますが、睡眠中に必要以上に拡張すると、周りの神経・三叉神経を刺激し、神経ペプチドが放出されて炎症や頭痛が起こります。そして、片頭痛の原因は「血管の拡張」が主な原因とされています。

2ー2ー6、月経関連片頭痛

月経関連片頭痛は、女性ホルモンの「卵胞ホルモン(エストロゲン)」の影響で、倦怠感や様々な症状と合わせて痛みが生じます。

2ー2ー7、慢性頭痛:緊張型・緊張性頭痛

後頭部がぎゅーっと締め付けられる痛み・鈍い痛みが特徴です。肩こりやだるさ、めまいといった症状も見られるといわれます。血液中の老廃物が痛みの神経を刺激することが原因といわれています。

2ー2ー8、慢性頭痛:群発頭痛

目がえぐられるような、側頭部まで突き刺さるような激しい痛みが群発地震のように15分~3時間生じます。目の後ろの血管が拡張し炎症を起こして頭痛を生じさせます。また、血管が拡張することで自律神経が刺激され、涙や充血も起こります。

2ー2ー9、慢性頭痛:後頭神経痛

後頭部の周りの神経が刺激されるために生じる頭痛です。ズキズキしたり、痺れるようなビリビリという痛みが繰り返し起こります。繰り返す感覚は数秒から数時間で、期間は数日から数週間といわれます。さらに、急に後頭部をバットで殴られたような、かつて経験がないほどのひどい痛みで吐き気もある場合、もしかしたら、くも膜下出血など命に関わる症状の可能性もありますので、至急受診がおすすめです。

2ー2ー10、栄養不足による頭痛

栄養不足によって、低血糖・血流異常・自律神経やホルモンバランスの乱れが起き、頭食生活に頭痛が生じることもあります。無理なダイエットはもちろんやめ、食生活には気をつけましょう。さらに、貧血気味の人は、鉄欠乏性貧血になると、体内の酸素供給量が減るため頭痛などが起きます。

2ー2ー11、その他の頭痛

「メガネを新調したら頭が痛くなった」

眼に疲労によるものといわれます。

「ポニーテール頭痛」

髪を結ぶと頭皮や頭蓋が引っ張られることによります。

「アイスクリーム頭痛」

はのどの奥が冷たいと感じる刺激が脳に伝わる中で神経の混線が起こるためです。

「一次性咳嗽性頭痛」

咳やくしゃみをすると頭痛がするは風邪の兆候です。風邪薬がおすすめです。

「一次性労作性頭痛」

全力疾走や運動中や後の頭痛です。以前は「重量挙げ頭痛」とも呼ばれていました。

暑い日やなどに頭の静脈のうっ血が原因で起こりやすくなります。重い物を持つと頭痛になることもあります。

 「週末頭痛」

週末に遊んだり寝だめで生活リズムが崩れて頭痛になります。

「空腹時頭痛」

空腹になると頭痛が起きます。

「二日酔い」

アルコールには血管を拡張させる作用があるため、頭痛が起こりやすいといわれます。血管収縮作用があるといわれるコーヒーや緑茶などカフェイン飲料がおすすめです。

「後頭神経痛」

神経痛で、後頭部がビリッ、ズキッと一瞬痛み、経験者は大勢いるといわれています。

これらの頭痛はほとんど鎮痛薬がおすすめです。

2ー3、 頭痛の症状、特徴

ズキズキ、ズキンズキンという痛みや、頭全体やこめかみの痛みが特徴です。また、ひどい時には吐き気や嘔吐まであり、片頭痛ではにおい・音・光に敏感になるといわれます。さらに、動くと痛み、横にならなければいけないため、日常生活にも支障をきたすこともあります。

3、頭痛が起こる原因

頭痛の根本原因を知れば、治療もしやすくなります。また、頭痛が起こる様々な原因をご紹介します。

3ー1、 筋肉のコリ

長時間の作業や、激しい筋肉疲労を起こすようなスポーツ、運動不足、性格やストレスで前かがみや猫背になったりする時、筋肉がこわばって血行不良や脳の酸欠状態になり頭痛が生じます。

3ー2、 栄養不足

ビタミン不足や栄養不足で血行や代謝が悪くなったりだるさが生じたりして、コリや頭痛が起こることもあります。

3ー3、 鎮痛剤や頭痛薬

市販の頭痛薬(鎮痛薬)を飲み続けるために起こる頭痛もあります。、飲む回数や量が増えるほど、痛みの回数が増え、薬も効きにくくなってくるといわれています。

3ー4、 30代の女性に増えている頭痛

女性の社会での役割が増えていますが、急激に増える役割や負担をこなそうとすると頭痛が起こりがちです。特に見られるのが、30代の女性といわれています。仕事での責任や家庭での役割が新たに加わり、まじめに自分で対応しようとする人ほど頭痛が起こります。また、このタイプの女性に起こりやすいのは片頭痛といわれています。

4、頭痛を引き起こさないために

頭痛には頭痛の誘因(誘発因子)があります。頭痛はなかなか治りにくかったり慢性化したりするため、頭痛専門外来へ行くのがおすすめです。そして、病院では頭痛の誘因を特定でき、適切な治療や予防が始められます。最終的には自己コントロールができることが目標になります。

4ー1、 姿勢に気をつける

同じ姿勢を長時間にもわたって続けると筋肉がこり血行が悪くなったり酸素が十分に脳に行きわたらなくになったりして頭痛が起こりやすくなります。正しい姿勢であっても何時間も作業や運転をし続けるのではなく、一時間に一度を目安に休憩するのが大切といわれています。また、目・首・首・腕などのコリはその日のうちにほぐしましょう。この記事でも最初にご紹介した簡単なストレッチがおすすめです。

4ー2、 筋肉疲労に気をつける

また、一見健康的にも見えるスポーツや寝すぎ・寝だめは首などに筋肉疲労やコリが生じ血行が悪くなってしまします。クールダウンや適度な睡眠のとり方を工夫してみてください。

4ー3、 内蔵疲労に気をつける

食生活には気を付けましょう。また、栄養不足は頭痛を招きます。腸内環境が大事といいますが、消化の良い食べ物や代謝をよくするのも大切です。

4ー4、 ストレスに気をつける

片頭痛は人により原因は異なりますが、人混み、光、低気圧、飲酒、空腹など様々な要因(誘発因子)で起こるといわれます。さらに、飛行機などの乗り物や枕、環境の変化、寝不足・寝すぎ、月経中の過労も、頭痛を誘発するといわれます。できるだけ、ストレスをためないように気を付けましょう。

4ー5、 鎮痛剤の服用に気をつける

鎮痛剤は月に10日を限度とし、服用方法を守る必要があります。また、主成分が単一の鎮痛薬を選びましょう。特に、無水カフェインやカフェイン水和物含有のものに注意しましょう。薬を併用している場合は医師に相談しましょう。さらに、頭痛ダイアリーを付けて頭痛のパターンを知るようにするのも気分が楽になり、予防策としてもおすすめです。

4ー6、 規則正しい睡眠時間を確保する

規則正しい睡眠時間で毎日、休日も平日と同じ時間になるように心がけましょう。また、寝すぎ・寝だめは禁物です。さらに軽いストレッチをしたりハーブティーを利用して質の良い睡眠をとりましょう。そして、血管拡張作用のあるチョコレート、柑橘、ワインなどは過剰摂取すると頭痛が生じます。

4ー7、 食生活に気を付ける

栄養を正しく補給すれば、頭痛は改善できるといわれます。サプリメントもありますが、頭痛を改善できる食べ物をご紹介します。

ビタミンB2やビタミンEが頭痛に効果がある栄養素として知られています。まず、ビタミンB2を含む食べ物としては、乳製品・鶏肉・レバー・卵・大豆・葉野菜、マグネシウムを含むひじき・のり・大豆製品・黒豆など、ビタミンEを含む緑黄色野菜・穀類・胚芽油・豆類、カフェインを含むコーヒーです。ただしコーヒーは飲みすぎも良くないといわれており、1日3杯程度が目安です。

また、頭痛を強めることがあるため、控えめにした方が良い栄養素としては、ポリフェノールを含む赤ワイン・チョコレート・オリーブオイル、グルタミン酸ナトリウムを含む中華料理・インスタント食品、亜硝

酸ナトリウムを含むハム・サラミ、チラミンを含むチーズ・柑橘類です。

5、まとめ:頭痛の原因とパターンを知って自分にできる対処法を取り入れよう

頭痛には様々な種類があり、なかなか治りにくかったり慢性化するため、頭痛専門外来へ行って誘発因子を医師と確認して治療を始めるのがおすすめです。また、頭痛の起こるパターンや対処法・予防法を知って、自分で頭痛とうまく付き合っていけるようにしましょう。