こんにちは、松戸整体院院長の清水です。
日常生活の中でスマートフォンやパソコンを長時間使用することが当たり前になっている現代。
しかし、その利便性の裏には、深刻な健康リスクが潜んでいます。
その代表的なものが頚椎症です。
首や肩の痛み、しびれ、そして頭痛などの症状は、あなたもすでに感じているかもしれません。
頚椎症は誰でもなり得る
頚椎症は、単に首や肩の痛みを引き起こすだけではなく、日常生活の質を大幅に下げる病気です。
特に、長時間のスマートフォンやパソコン作業を続ける現代人にとって、そのリスクは非常に高まっています。
早期の対策と正しい姿勢管理が、痛みや症状の進行を防ぎ、快適な生活を取り戻すカギとなるのです。
なぜスマホやパソコン作業が頚椎症を引き起こすのか?
頚椎症は、首の骨や神経に過度な負担がかかることで発症します。
スマートフォンやパソコンの使用時に無意識に前かがみになる姿勢が、首に大きな負荷を与え、筋肉や椎間板に慢性的なダメージを与えるのです。
特に、次のような習慣が頚椎症を悪化させます。
✅スマートフォンの操作時に首を深く前傾させる姿勢(いわゆる”テキストネック”)。
✅長時間にわたる同じ姿勢でのパソコン作業。
✅画面を低い位置に配置し、常に下向きの目線になること。
これらの行動が続くと、首周りの筋肉や関節が硬直し、やがて頚椎症へと進行してしまうのです。
頚椎症で苦しんだ30代男性の実話(痛みで仕事に支障が出た話)
ある30代男性のケースを紹介します。彼はIT関連の仕事に従事しており、毎日10時間以上パソコンの前に座っていました。
ある日、肩こりや首の痛みを感じ始めましたが、「一時的なものだろう」と軽視していました。
しかし、症状は次第に悪化し、首が回らなくなったり、肩や腕にしびれが出るようになりました。
整形外科を受診すると、頚椎症との診断。
彼の頚椎は、長時間の前傾姿勢によって圧迫されており、椎間板に損傷が生じていたのです。
彼は、適切な治療を受けなければ、手術を検討する可能性もあると告げられ、大きなショックを受けました。
幸い、彼は早期に整体院に通院し、姿勢矯正やストレッチの習慣を取り入れることで、症状が徐々に改善。
今では再発を防ぐため、1時間に1度は姿勢をリセットするようにしています。
頚椎症の予防と改善
正しい姿勢の維持
デスクワークを行う際には、椅子に深く腰掛け、背筋を伸ばして首に無理な負荷をかけない姿勢を意識しましょう。
画面の高さを目線の高さに合わせ、常に顔を前方に向けることが大切です。
定期的なストレッチ
長時間同じ姿勢でいることが頚椎に負担をかけるため、1時間ごとに軽いストレッチや体を動かす時間を設けることが推奨されます。
首をゆっくり回す、肩を引き上げるなど、簡単な動きでも効果的です。
専門家の指導を受ける
すでに痛みやしびれが出ている場合は、早急に専門医に相談し、適切なリハビリや治療を受けることが大切です。
頚椎症は放置すると、重度の痛みや手術が必要になるケースもあるため、早めの対応が求められます。
スマートフォンの使い方を見直す
スマートフォンを使う際は、目の高さに持ち上げて首を下げないようにしましょう。
また、1時間に一度は休憩を入れることも大切です。
これにより、首や肩の負担を軽減し、症状の悪化を防げます。
頚椎症を防ぐために
頚椎症は、現代の生活習慣が引き起こす慢性的な問題です。
しかし、早期の対応や正しい姿勢、適切な対策を行うことで、そのリスクを大幅に軽減することが可能です。
スマートフォンやパソコン作業は避けられないものですが、少しの工夫であなたの首や肩への負担を軽くすることができます。
痛みを我慢する生活を続けるのではなく、今日から正しい習慣を取り入れ、健康な首と肩を取り戻しましょう。
頚椎症を克服した多くの人々が実践したこれらの対策が、あなたの生活をも改善し、より快適な毎日へと導いてくれるはずです。