学校に行こうとすると調子が悪くなる理由は、無意識のストレスを抱えているため
学校に行こうとすると調子が悪くなる理由は、無意識のストレスを抱えているからです。
「無意識のストレス」と言われてもピンとこない方も多いと思うので、「無意識のストレスとは何なのか?」について、詳しく説明していきましょう。
無意識のストレスは誰にでも起こること
体の調子が良くなってきたなと思って、いざ学校に行こうとすると、朝起きられない。
部活に行けるようになったのに、平日の授業は行けない。
土日や学校が休みの平日は、調子が良いのに学校に行くとなると、急に調子が悪くなる。
これらの出来事は、起立性調節障害で良く起こることです。
ここで疑問に思うことは、「なぜ調子が良いのに学校に行くとなると、症状が悪くなるのか?」と言うことです。
その答えは、無意識のストレスを感じているからです。
無意識ですので、本人もわかっていません。
本人がストレスが無いと言っても、無意識でストレスを感じているのです。
わかりやすく言うと、頭ではストレスが無いと思っていても、体ではストレスを感じている状態です。
この現象は誰にでも起こることなので、病気と言うわけではありませが、無意識のストレスの蓄積が、起立性調節障害を引き起こしている原因とも言えます。
無意識のストレスの解決策とは?
無意識のストレスの解決策は、まずは無意識のストレスがあると言うことを認識することです。
無意識のストレスの厄介なところは、無意識なので本人が気づかないことです。
本人は学校に行こう、行きたいと思っていても、「明日は学校だ」と思った瞬間に、体の中で拒否反応が起こっているのです。
ですので何となくでもいいので、「私の体は学校に行こうと思うと、ストレスを感じているんだな」と認識することが大切です。
この症状は、体力が回復していけば、自然と改善してくので心配いりません。
学校への復帰パターン
無意識のストレスは、体の成長と共に自然と治りまが、治る時期が人によって異なります。
数ヶ月の方もいれば、数年の方もいます。
待てば治ると聞いて、安心する方もいるかもしれませんが、起立性調節障害が発症する時期は、進路を左右する重要な時期と重なることが多いので、なのでなるべく早く日常生活に復帰させたいのが本音だと思います。
学校へ復帰する形としては、元の学校に戻る以外にもいつくかパターンがあります。
1つ目のパターンとしては、学校を変えることです。
学校を変えることで、心機一転することができ、起立性調節障害が良くなります。
2つ目のパターンは、進学と同時に復帰することです。
起立性調節障害は、何かの節目に良くなる傾向にあります。
2つのパターンに共通することは、環境が変わることです。
環境が変わることで、無意識なストレスを軽減できる傾向にあります。
ですが、ただ単に環境を変えればいいわけではなく、無意識のストレスを認めることや認知することが、前提条件ということを忘れないで下さい。
まとめ
無意識のストレスなんて昔は意識していなかったと思いますが、時代が変わり人との関わり方も変わってきています。
昔は電話や友達と直接話すなどが、コミュニケーション方法でしたが、今はLINEや画面越しで行われます。
24時間誰とでも、コンタクトが取れるわけです。
便利になったと思うかもしれませんが、便利が必ず良いと言う訳ではありません。
人には「パーソナルスペース」と言うものがあります。
簡単に言うと、自分だけの時間や空間です。
いつでも誰とでも繋がれることが、ストレスになっている子供も多くいるでしょう。
世の中の変化にすぐに対応できる子や、今の世の中が合っている子もいるでしょう。
しかしそれと同時に、それが合わなくて、対応できない子もいます。
これはどちらが良いと言う訳ではありません。
社会に出る方法も年々変わってきています。
大事なことは、時代の変化に対応できる力を身につけることです。
起立性調節障害は必ず良くなるので、今は時代に適応する力や自己分析の時間だと考えて、起立性調節障害と接してみて下さい。
本日は、「起立性調節障害が良くなって調子が良いはずなのに、学校に行けない…その理由とは?」について、お話したいと思います。