起立性調節障害は必ず良くなる
最初に言っておきますが、起立性調節障害は治らない病気ではありません。
必ず良くなるので、心配しないで下さい。
ですが、初めて起立性調節障害になってしまうと、不安になってしまう方もいると思うので、起立性調節障害になった時の向き合い方について、ご説明していきます。
起立性調節障害が治る期間
まず、起立性調節障害が治るまでの期間ですが、ご本人様の体質や症状によって、治る期間は人それぞれになってきます。
軽度の起立性調節障害の場合ですと、半年から1年程度程度。
重度ですと、複数年かかる場合があります。
長いと思われる方もいるでしょうが、平均するとこのような期間になっています。
起立性調節障害になりやすい子の特徴
起立性調節障害になりやすい子の特徴は、
「真面目で弱音を吐かない責任感のある子」
「優しくて周りに気をつかう子」
「人の心の動きを先読みして、考えすぎてしまう子」
「人混みや人と話すことが苦手な子」
「肉体的な疲労を感じやすい子」
です。
巷では、起立性調節障害はメンタルが弱いからなるとも言われていましが、実際はメンタルが強いと言われている子もなります。
大事なことは、自分にベクトルを向けすぎないことです。
必要以上に自分に負荷をかけると、起立性調節障害になりやすいので、自分の限界や自分の容量を把握する必要があります。
起立性調節障害になった時に気をつけること
起立性調節障害になった時に気をつけて欲しいことは、無理をしないことです。
起立性調節障害の基本的な向き合い方は、無理しないことが第一優先になります。
「メンタル的な問題だろう」と決めつけて、無理をさせてしまうと、長引く原因になります。
もちろん、メンタルが原因だろうと思ってしまう親御さんの気持ちも理解できます。
「朝は調子が悪いが、午後になると元気になる」
「平日は調子が悪いのに、休日は元気だ」
このような現象が起きれば、誰でも「この子は本当は元気なのでは?」と思いたくなります。
ですが、この症状こそが起立性調節障害なのです。
調子が良い時と悪い時があるが、起立性調節障害です。
ですので、子供を疑うよりも子供の訴えを信じることが大事になります。
起立性調節障害を治すために
起立性調節障害を治すには、周りとの関係を良好に保つことが必要になります。
先ほども言いましたが、調子が良い時と悪い時があるが、起立性調節障害です。
起立性調節障になっている本人も、「これは病気なのかな?それともサボりなのかな?」とわからなくなっています。
そんな心理状態の時に周りが騒ぐと、余計に体の負担がかかります。
ですので、起立性調節障を治す場合は、家族や先生、友人など周りが理解してあげることです。
まとめ
まとめると、起立性調節障は治らない病気ではありません。
人によって治る期間は違いますが、必ず良くなります。
起立性調節障で一番悩んでいるのは本人です。
「このまま治らないのでは…」と、不安を抱えているので、周りの方のケアが大切です。
もし起立性調節障で悩んでいる方がいたら以上のこと意識してみることをお勧めします。
本日は、「起立性調節障害になった時の向き合い方」について、お話したいと思います。