痛みが移動する腰痛って何なの?
腰が痛くなることを腰痛と言いますが、その腰痛の中にも、腰の真ん中や腰の右側、または左側、さらには全体が痛くなる腰痛があります。
一度痛くなった場所が痛くなくなると腰痛が治ったと言いますが、痛みが消える以外にも痛みが移動するということがあります。
なぜ痛みが移動するのか?
それは神経痛だからです。
では神経痛とは何なのかを詳しく説明していきましょう。
痛み方には神経痛と部分痛がある
神経痛を説明する前に、痛み方には、神経痛と部分痛があります。
部分痛とは、ある特定の場所が痛く、その部位に何らかの異常があることです。
例えば、足をぶつけて、青痣が出来た場合、ぶつけた部位に内出血が見られるので、その部位に痛みがでます。
膝の炎症も同じです。
膝が炎症することで、その部位に痛みを感じます。
神経痛とは、神経が支配している関係がある場所が痛くなることを言います。
例えば、坐骨神経痛は、坐骨神経が通っている道や関係している場所が痛くなることを言います。
坐骨神経は、お尻から足の指先まで通っています。
ですので、坐骨神経痛では、お尻が痛くなることもあれば、スネや足先が痛くなることもあります。
痛みが移動する腰痛の正体
そのような感じで、腰を支配している神経(腰から出ている神経)に問題が起こることで、痛みが右や左などに変わることはあります。
ですので、痛みを感じている場所に原因はないと考えてください。
よく痛い場所が炎症していると思っている方がいますが、痛い場所がコロコロ変わる場合は、炎症の可能性は低いです。
炎症する部位がそんなに短期間で頻繁に変わることはありません。
ですので、そのような場合は、神経痛と考えてください。
神経痛の場合は、肉体内臓疲労や精神的ストレスなどが多いので、休息をとったり、軽い運動、ストレッチなどをしてストレス発散したり、内臓に負担の少ない食事をするなどが効果的です。
本日は、「痛みが移動する腰痛とは?」について、お話したいと思います。