坐骨神経痛とヘルニアの違いとは?
ある病院ではヘルニアと診断され、違う病院では坐骨神経痛と診断された…
そんな出来事を経験された方は多いのではないでしょうか?
自分の痛みや痺れの原因は、坐骨神経痛なのか?それともヘルニアなのか?
その疑問について、詳しくご説明していきたいと思います。
坐骨神経痛とヘルニアは一体何が違うのか?
坐骨神経痛とヘルニアは一体何が違うのか?
そもそもヘルニアとは、身体の中の一部が、あるべき場所から出てきてしまった状態のことを言います。
例えば鼠径ヘルニアは、鼠径部から腸が出てしまっている状態です。
ですので、椎間板が潰れて、その中身が椎間板の外に飛び出ている状態のことをヘルニアというのです。
坐骨神経痛とヘルニアは一体何が違うのか?
ヘルニアという状態ではまだ痺れや痛みのことを指していません。
椎間板の中身を外に飛び出ている現象のことを指します。
では、坐骨神経痛とは何なのか?
坐骨神経痛とは、飛び出た椎間板が坐骨神経に触れて、坐骨神経が関係している場所(支配している場所)に痛みや痺れ、運動障害などが起こることを言います。
足を支配している神経は坐骨神経なので、スネや足の裏、腿の前や裏などに症状があれば坐骨神経痛になるというわけです。
まとめ
まとめると、ヘルニアとは、あるべき場所から出てきてしまった状態のことを指し、椎間板ヘルニアとは、椎間が飛び出している現象のこと言います。
坐骨神経痛とは、飛び出した椎間板が坐骨神経を圧迫し、様々な症状が起きている状態のことを言います。
ですので、病院で腰椎椎間板ヘルニアと言われた方は、飛び出した椎間板が坐骨神経痛を圧迫している状態と理解して下さい。
坐骨神経痛と言われた方は、飛び出した椎間板が坐骨神経を圧迫し、坐骨神経の支配領域に症状で出ていると理解して下さい。
この2つを見比べると、同じようなことを言っていることがわかると思います。
ですので、「坐骨神経痛とヘルニアの違いとは?」と質問の答えは、同じだと思って頂いて大丈夫です。
本日は、「坐骨神経痛とヘルニアの違いとは?」について、お話したいと思います。