関係ある
起立性調節障害になる子供は姿勢が悪いと言われているのはご存知でしょうか?
巷で耳にする起立性調節障害と姿勢は、本当に関係あるのか?
答えは、関係あるです。
「本当に姿勢の悪さが起立性調節障害に関係しているの?」と思われる方もいるので、詳しく説明していきます。
起立性調節障害と自律神経の関係
起立性調節障害と姿勢の関係を理解する前に、起立性調節障害は自律神経と関係があることを理解しておくと良いです。
起立性調節障害でよく起こる、起立性低血圧や腹痛、めまい、頭痛、睡眠障害などに関係している神経は自律神経です。
これらの症状は、内臓の動きと関係しています。
例えば、腎臓は血圧の調節に関与していますし、腸や胃や膵臓は腹痛などのお腹の症状に関係しています。
このように起立性調節障害の症状が起こる原因に、内臓の問題あり、その内臓をコントロールしているのが自律神経になります。
起立性調節障害と姿勢の関係
起立性調節障害と自律神経の関係性はなんとなく理解できたと思います。
次は、起立性調節障害と姿勢の関係性です。
なぜ起立性調節障害と姿勢が関係あるのかと言うと、自律神経は背骨から出ているからです。
自律神経の出所である背骨に問題があると、自律神経の流れは悪くなり、起立性調節障害になるリスクが大きくなります。
例えば胸椎と言われる胸の背骨は、背中の痛みや消化不良、胃の症状、血圧の調節に関係してきます。
頸椎と言われる首の骨は、平衡感覚や聴覚、肩こり、頭痛、目の状態、思考や物ごとの解釈の仕方に関係してきます。
このように姿勢が悪くなることで、自律神経の流れが悪くなり、起立性調節障害になりやすくなるのです。
どういう姿勢が起立性調節障害になるのか?
起立性調節障害と姿勢の関係はなんとなく理解できた思うので、次はどういう姿勢をすれば良いのかについてです。
良い姿勢というのは人それぞれあるので、ここでは「この姿勢をし続けると起立性調節障害になる」という姿勢をお伝えしたと思います。
横から見た時に肩の真ん中から上に線を引いて、その線状に耳の穴がある状態が正常だとします。
そのラインよりも耳の穴が前にきていると、起立性調節障害になりやすいです。
わかりやすく言うと、頭の位置が前にくると、姿勢が悪くなります。
頭はボーリング玉くらいの重さがあると言われています。
その玉が、前に傾いているので、当然背骨にも負担がかかります。
ですので、背中が丸まっているではなく、頭の位置と肩の位置を意識すると良いでしょう。
まとめ
起立性調節障害と姿勢は関係しているので、姿勢を正すことは起立性調節障害の予防や改善につながります。
姿勢を良くする際は、頭と肩の位置を意識することです。
頭の位置が前にきすぎると、首や胸椎など背骨に負担がかかり、その結果、自律神経の流れが悪くなります。
ですので、普段から首が前に出やす動作(ゲームやスマホ、うつ伏せで寝転んで本などを読む姿勢)を長時間やらないように気をつけて見てください。
本日は、「起立性調節障害と姿勢の悪さは関係あるのか?」について、お話したいと思います。