坐骨神経痛が酷くなるとどうなるのか?
たまにお尻や足が痛い、または痺れる。
日常生活にそこまで影響がない分、痛みや痺れを放置している坐骨神経痛の方は、結構いるのではないでしょうか?
仕事や家事などができていれば、そこまで気にしないことは理解できます。
しかし、坐骨神経痛を放置しすぎると、思わぬ症状が出てしまう危険性があります。
坐骨神経痛は、3つの神経で作られている
坐骨神経痛は、3つの神経で作られています。
1つ目は、運動神経です。
脳からの命令で体を動かす神経です。
2つ目は、知覚神経です。
痛みや温度などの感覚を感じる神経です。
3つ目は、自律神経です。
内臓や血管などの機能をコントロール神経です。
坐骨神経が正常に働いていないと、この3つの神経に関係する場所や臓器に悪影響が出て、様々な症状を引き起こします。
では具体的な症状をみていきましょう。
坐骨神経痛が酷くなると…
運動神経がやられると、歩行障害が起こります。
歩くことが困難になります。
また痛みや痺れを感じている足をかばって歩いていると、腰や反対の足なども痛めてしまう可能性も出てきます。
知覚神経がやられると、感覚異常を起こします。
太腿やスネ、足先などの感覚が鈍くなるまたは感じなくなるなどが起こります。
そうなると、ぶつけたり冷たいものや熱いものが触れても、感覚を感じません。
感じないので、ラッキーと思う人もいるかもしれませんが、物理的な衝撃が体に加わっている事実はあるので、打撲などが知らないうちにできることもあります。
また知覚神経がやられる多くの場合は、痛みが強くなり寝られないや座れない立てないなどの症状が起こります。
自律神経がやられると、尿失禁や頻尿など、排尿障害が起こります。
また会陰部がしびれたり、ほてるなどの異常感覚がある場合もあります。
早めの処置をするのが得策
いつどのタイミングで酷くなるのか?重症になるのかなどのタイミングが人それぞれなので、明確には言えませんが、仕事のストレスや日常での負荷が上がって来たタイミングで重症化しやすい傾向にあります。
ですので、痺れや痛みはあるが日常生活には支障が無い坐骨神経痛の方は、早めの処置をすることをお勧めします。
本日は、「坐骨神経痛がひどくなるとどうなるのか?」について、お話したいと思います。