タンパク質・ビタミンB群・ミネラル
起立性調節障害で朝起きれない子供が足りない栄養は、「タンパク質・ビタミンB群・ミネラル」になります。
では、「なぜタンパク質・ビタミンB群・ミネラルが必要なのか?」について、詳しく説明していきます。
なぜ朝起きれないのか?
起立性調節障害で一番多い症状と言えば、朝起きれないことです。
では、なぜ朝起きれないのか?
それは、血圧が上がらないからです。
血圧が上がらない理由は、交換神経が活発に働き過ぎて、睡眠の質が落ちているからです。
睡眠の質とは?
睡眠の質と言われてもピンとこない人も多いと思うので、具体的にどういう睡眠が体に良いのかを説明していきます。
質の良い睡眠とは、メラトニンが分泌されている状態のことを言います。
メラトニンとは、「睡眠ホルモン」とも言われ、体内時計に働きかけ、覚醒と睡眠を上手の切り替え、自然な眠りをしてくれます。
ですので、質の良い睡眠をとるには、メラトニンの分泌が不可欠と言う訳です。
どうすれば、メラトニンを分泌させることができるのか?
メラトニンを分泌させるためには、まずはメラトニンを作る材料を用意しないといけません。
その材料と言うのが、冒頭でお伝えした、「タンパク質・ビタミンB群・ミネラル」になります。
タンパク質は、肉類や魚類、豆腐、乳製品、卵類に豊富です。
プロテインを飲むことも一つの手段です。
タンパク質はメラトニンを作る以外にも、体の成長にも使われます。
ですので、不足になりがちなので、お菓子などの炭水化物を取るよりは、なるべくタンパク質をたくさん取るようにすると良いでしょう。
ビタミンB群
ビタミンB群では、葉酸、ナイアシン、ビタミンB6が特に大事です。
葉酸は、海藻類、レバー、ほうれん草、枝豆に含まれています。
ナイアシンは、キノコ類、アジ、イワシ、タラ、カツオ、サバ、マグロに含まれています。
ビタミンB6は、唐辛子、ニンニク、バナナ、マグロ、カツオに含まれています。
ミネラル
ミネラルでは、鉄とマグネシウムが大事です。
鉄は、レバー、赤身の魚や肉、ほうれん草、小松菜に含まれています。
マグネシウムは、海藻類、アーモンド、ゴマ、ナッツに含まれています。
まとめ
このようにタンパク質、ビタミンB群、ミネラルが合成されて、メラトニンが作られます。
栄養に関しては、長期的に取り続けることが重要です。
一度とったからと言って、すぐにメラトニンが作られる訳ではありません。
体を良く変えていくには、ある程度の時間がかかります。
逆に体が悪くなるのも時期がかかります。
と言うことは、起立性調節障害も昨日今日で悪くなるわけじゃありません。
日々の積み重ねが、起立性調節障害を引き起こす原因になるので、日々の良い積み重ねをすることで、起立性調節障害を改善できる訳です。
飽きずにコツコツ栄養を取ることを意識してみて下さい。
そうすれば、必ず起立性調節障害は良くなると思います。
本日は、「起立性調節障害で朝起きれない子供が足りない栄養とは?」について、お話したいと思います。