腰椎椎間板ヘルニアで手術が必要なものは少数
結論から言うと、腰椎椎間板ヘルニアで手術が必要なものは少数と言われています。
では詳しくその理由を説明していきたいと思います。
手術で100%ヘルニアが改善するわけではない
腰椎椎間板ヘルニアを病院で改善しようとすると、手術という選択肢を医師から提案されると思います。
「手術して治るなら、早く手術をしたい」と思う方もいるかもしれません。
しかし、手術をすることで、100%ヘルニアが改善するわけではありません。
なぜなら、ヘルニアが原因(椎間板が神経に触れていること)で、痛みや痺れを感じているわけではないからです。
意外と思われる方もいるでしょうが、全部の痛みや痺れの原因が、椎間板が神経に触っていることではありません。
その証拠に、椎間板が飛び出ているのに、痛みや痺れが無い方もいます。
手術が必要なヘルニアとは?
では、手術をした方が良いヘルニアはどういう症状のものなのか?
それは足が麻痺してい状態(筋力と知覚の低下)や尿失禁などの膀胱・直腸症状がある場合です。
このような症状がある場合は、ヘルニアが治っても障害が残る可能性があるため、手術することが良いです。
また保全療法(薬やリハビリ整体など)をして、数年経っても効果が見られない場合も、手術することをお勧めします。
自分の目的に合った正しい選択をすること
ヘルニアを改善するには、自分の目的や自分に合った治療をすることです。
基本的に病院なら薬や手術を勧めますし、整骨院や鍼灸院、カイロプラクティックなら手技療法を勧めます。
これはどっちが間違っている、合っているという訳ではありません。
手術や薬で良くなった人もいますし、良くならなった人もいます。
整体や針、マッサージで良くなった人もいますし、良くならなった人もいます。
大事なことは自分の目的や自分が納得した治療や信頼できる先生の治療を受けることです。
ですので、手術が嫌な人は、手術以外の改善案を提示してくれる医療機関に行くと良いでしょう。
本日は、「腰椎椎間板ヘルニアはすぐに手術すべきなのか?」について、お話したいと思います。